フットケア
外反母趾について
外反母趾の原因にはいくつかの特徴があり、つぎの5種類に分けることができます。
まず原因を把握してからでないと、良い改善に繋げることができません。
- 靭帯性外反母趾 (足底反射障害などが見られる)
- 仮骨性外反母趾 (母趾の付け根の打ちつきなどが原因)
- 混合性外反母趾 (1と2の合併と、経年変化によるもの)
- ハンマートゥ性外反母趾 (足指が曲がったり、上がってしまう)
- 病変性外反母趾 (リウマチやヘバーデン結節などによるもの)
外反母趾は、クツが全ての原因のように思われていますが、 一番の原因は足指を使って踏ん張る事をしなくなった事による足底反射障害です。
外反母趾の特徴は、放置しておくと何も変わらないだけでなく、母指の変形の角度が「少しずつ」大きくなってしまいます。
スーパーマーケットなどで、お年寄りに押された経験がある方もいらっしゃるかと思います。
そのお年寄りは、押したくて押しているのではなく、「止まりたい」のに「止まれず」に、結果として押してしまう方が多いようです。
指先が上がり外反母趾が進行してしまった結果踏ん張れず、指の付け根と踵だけで不安定に歩いています。
これは、竹馬に乗って歩いているような不安定な状態です。
足裏が不安定な方は、笑顔が少なく神経質そうな顔をされている事が多く、
加えて、膝や股関節に衝撃波などを長年受け続け大きく変形している方も多数おられます。
高齢になると「仕方ないのでは?」と言われる方もいますが、それは違います。
足指を使い足裏でしっかり踏ん張れる方や、外反母趾であっても「対策」をされた方は、大きな変形や痛みもなく(過去にあっても)しっかり歩いておられます。
健康の基本は「2本の足で踏ん張る事」ができ、「しっかり歩ける事」だと私は考えております。
具体的に「どのようにして」「どうすれば」という方法を、施術として受けて頂き、健康法として指導させて頂きますので、それを実践して「足裏を鍛えなおして」頂ければ、痛み・なんとなくだるい・疲れる状態から離れることが可能だと確信しております。
伊藤浩彦